カテゴリ:読書( 6 )

湊かなえ氏の本を読む

「イヤミス」という言葉ができるくらい湊かなえ氏の本は人気で、
次々ドラマ化もされているのですが、「告白」を読んだ後は、
意識的に読むのを避けてきました。

読んだあと嫌な気分になるミステリーという通り、すっきり
しない終わり方をするというか、人の嫌な部分を上手に
あぶりだすというか、すごい筆力で人の心をざわつかせます。
よくここまで、書ききれるなと、著者の意志の強さ、そして
圧倒的なパワーを感じます。

最近は読みたい本を予約して図書館に取りに行くので、館内を
歩いて何かを探すことはないのですが、なぜか「Nのために」と
「母性」に目が吸い寄せられました。


f0373098_23010946.jpg

こういう時は、「呼ばれた」と思って手に取るのですが、
久しぶりの湊作品、心構えがいりました。

読み始めてしまえば、あっという間にその世界にひきこまれ、
次は?次は?となるのですが、思った通り、2冊とも重たい
テーマでございました。

本の読み方は人によっては、言葉い、描写、細かい所まで
読み込まれる方もいらっしゃいますが、私はストーリを追う
ことで精一杯になってしまうタイプです。
とにかく先を急いで読んでしまうので、後で?となることも多く、
読み返してみたり、他の方の書評を読んで理解を補足したりします。

「Nのために」はドラマ化されていて、とても評判がよかったよう
なので、そちらで本の世界をもう一度なぞってみようと思います。


[PR]
by downhill50 | 2017-02-11 00:17 | 読書 | Trackback | Comments(0)

「嘆きの美女」を読んで

いまだ読書熱は冷めておらず、今は柚木麻子さんの本を
読んでおります。

最近は、この本どんな本だろうというワクワク感より、大体の
あらすじがわかった上でないと本が読めなくなっています。
自分の精神状態によって、本の内容を受け止められなかったり、
落ち込んだりしてしまうことが増えたからです。

柚木麻子さんの作品を系統立てて読んだわけではないのですが、
基本サクセスストーリーなので安心して読めています。

スタートは「ナイルパーチの女子会」でした。
簡単に言うと、人気ブロガーとその読者が実際に会って親しくなり、
徐々にゆがんだ関係になってしますというお話です。

今日読み終わったのは「嘆きの美女」なのですが、こちらはNHKで
ドラマ化されていたのですね。
心も見た目もブスな主人公がネットに悪口かきつらねながらも、
ある出会いで成長していくというお話です。

はたから見たら、うらやましい人生を送っているように見える人も
実は悩みがあったり、どす黒い気持ちが渦巻いていたりするという
普通のことが見えなくなり、心が病んでしまったり、自分を無価値に
感じたりするのは日常茶飯事に起こることです。

主観ですが、この小説ではそういうネガティブな気持ちをソフトに
ユーモアをまじえて描いているので、救いや希望がありますが、
読み手や読み方によっては重たいテーマです。

「ランチのアッコちゃん」から始まるアッコちゃんシリーズも、
元気のない人たちが、ある出会いをきっかけに自分の進む道を
見つけるというようなビタミン小説なので、ちょっと元気が
欲しい時ににはお薦めです。



[PR]
by downhill50 | 2017-02-03 10:17 | 読書 | Trackback | Comments(0)

子の無い人生を読んで

最近読書スィッチが入っているため、週2~3冊の本を読んでいます。
小説と並行して読んでいるのが、阿川佐和子さんや酒井順子さんの
エッセイです。

特に、酒井順子さんのエッセイをまとめて読む機会があったのですが、
やはりインパクトがあったのは「子の無い人生」でした。

酒井順子さんと言えば、2003年出版の「負け犬の遠吠え」で
一世を風靡され、「負け犬」は流行語にもなりました。
その続編が「子の無い人生」だと認識しております。

子供のない人生を様々な視点で分析しているエッセイ
ですが、「人に看取ってもらって死ぬ。」というのは、
いまや贅沢なことなのだという内容は妙にストンと
心にはいってきました。基本重たいテーマです。

実は一番共感したのは、あとがきの部分でした。

以下引用です。

子ナシ族の私の心の中では、この先の人生において、
「子供がいなくてよかった」という気持ちと、
「子供を産んでおけばよかった」という気持ちの両方が
浮き沈みを繰り返すのだと思います。

これは子供に限らず、人生において何かを選択した際に
必ず経験する心の揺れだと思います。

もう方向転換が可能でないことに関しては、自分のした
選択を潔く引き受け、前を向いて歩いて行かなきゃと
思わせられるエッセイでした。



[PR]
by downhill50 | 2017-01-17 08:02 | 読書 | Trackback | Comments(0)

読書スィッチ

やる気スィッチならぬ読書スィッチが入ったらしく、
年末から10冊以上の本を読んでいます。

図書館あるあるなのかもしれませんが、予約した本が
一度にまとめて手元に来たりして、返却期限を確認
しながら、読む順番を決めたりしています。

学生の頃から、活字中毒なのかと思うほど、移動時間には
本を持ち歩いていたのですが、これだけまとめて読むのは
久しぶりです。

図書館のサイトで予約をすると、自分の順番が出るのですが、
さすがに100番台とかになると、買うことにします。

そこで買ったのが、中村文則氏の567Pもの長編「教団X」です。
カルト集団の悪の教祖、革命、それに翻弄される4人の男女の
話なのですが、難しくて何度もギブアップしそうになりました。
作家の方の頭の良さ、リサーチ力、どれも圧倒されますが、
わからない、理解できないところはスルーさせてもらい、
ストーリーだけ追わせていただきました。
今まで手をつけなかった分野なので、難解ではありましたが、
新鮮で面白かったです。

かなり気合がいったので、この本を読みながら、酒井順子さんの
エッセイ集を平行して読んでいました。

酒井順子さんのエッセイについては、他の記事にしてみたいと
思っています。

[PR]
by downhill50 | 2017-01-11 11:13 | 読書 | Trackback | Comments(0)

「美しい距離」を読む

少し前ですが、「アメトーーク―読書芸人第3弾」を見ました。
読書好きの芸人さんがオススメする本を紹介するという内容でした。

今回は、読書好きの芸人さんの又吉さん、光浦さん、若林さん
そしてカズレーザーさんが出演され、それぞれがお勧めの本を
紹介されていました。

いろいろ紹介されていましたが、読んでみたいと思った本を
図書館で予約し、山崎ナオコーラ氏の「美しい距離」を手に
することができました。
f0373098_12194416.jpg

末期がんの妻を支える主人公の日常と心の動きを淡々と描いた
作品です。

母の介護をしていた時の病院の先生とのやりとり、介護認定調査員
との面談、延命措置など、母が亡くなるまでの過程とその時の感情を
をもう一度なぞった気持ちになりました。

本を選ぶときは、わりと人のお勧めを素直にトライしてみます。
そして、その作家さんが好きになったら、過去からさかのぼって
作品を読み通してみます。山崎ナオコーラさん、他の作品も
探してみます。








[PR]
by downhill50 | 2016-12-17 12:20 | 読書 | Trackback | Comments(0)

ずっと読み続けている本

子供の頃から活字中毒かなと思うほど、本が大好きでしたが、
悲しいかな、ここ数年で老眼が進み、本を読む数が減ってきました。

引越をしてから、できるだけ図書館でお借りしているので、手にする
ペースがゆっくりなのもありますが、それでも早く読みたいものは
購入しています。

今回、購入したのは、石田衣良氏の「池袋ウエストゲートパーク」
シリーズの最新刊「西一番街ブラックバイト」です。
かなり前ですが、TOKIOの長瀬智也君が主役のマコト役、窪塚洋介君が
タカシ役でテレビ化されたので、記憶にある方もいらっしゃると思います。

その時々の時代背景をベースに池袋周辺に起こる様々な事件を主人公の
マコトが解決するという話ですが、既に12冊目にはいりました。

前作の「憎悪のパレード」位から、ちょっとトーンダウンしたかな?
という気もしますが、読み続けたい本のひとつです。
(個人的には、2冊目の「少年計数機」がお薦めです。)

ジャンルは全然違いますが、池波正太郎氏の「鬼平犯科帳」も
大好きで、何度も読み返しています。

また、外国作品ですが、ロバート P パーカー氏のハードボイルド、
探偵のスペンサーシリーズの「初秋」は読む価値があると思います。

残念ながら、どちらも作者がお亡くなりになったので、続編はありませんが
たまに無性に読みたくなる本です。

[PR]
by downhill50 | 2016-12-15 08:56 | 読書 | Trackback | Comments(0)

50代 人生の緩やかな下り坂から思うことを綴るブログです


by downhill50
プロフィールを見る